1.20.2014

ワーカホリック

たまには仕事の話でも。

大学を卒業し、流れでサラリーマンに。
そのまま、定年まで…と考えると我慢できなくなり1年で辞めました。

それから、当てもなく探し回って
好きな事を生業と選んで、早十数年。
一応、一丁前になってきました。好きな事を仕事にするということはとても幸せでとても楽しいです。
しかし、逃げることも言い訳も出来ません。それから逃げ出すということは自分ではなくなってしまうから。

大変なことは表に出さず頑張ってます。

その模様が少しだけ友達のブログ

楽しそうでしょ?
幸せです。

鯨のヒゲ

イワシ鯨のヒゲを手に入れました。
ヒゲと言っても、ヒゲではなく海水のプランクトンを漉す為の濾過装置のようなものです。

これ

調べてみると、古くは江戸時代、からくり人形のバネにも使われていたようで独特の弾力を持った素材です。

コレを使って、穂先を作ります。
イワシ鯨のヒゲは厚みが足りないため2枚もしくは3枚を貼り合わせて整形します。最高級品のセミ鯨のヒゲは厚みがあるため1枚で使用可能。

1cmほどにカットしていきます。
何かとお世話になりっぱなしの兄弟子に今回も甘えてしまいました…

2枚のヒゲから取れたモノです。カットすると獣の独特の匂いがします。くっさぁ〜いという人もいると思いますが、我々は慣れたものですね

コレを2液の接着剤で固定します。

ぐるぐるとタコ糸で縛り付けキッチリと接着。
あとは竿製作時に、調子を見ながら丸く削り出せば穂先の完成です。
カワハギ、キス、端材はタナゴ竿に使えますが細く削ってヘチ竿にはつかえないかしらね???








1.06.2014

油抜き

暮れから正月にかけて採った竹の下ごしらえ。

2ー3日干した上で、工房で油抜きをしました。
水分を飛ばすのではなく、竹の中の油分を抜き取る作業です。
火にかける前に、節に空気穴を開けないと破裂してしまうので注意。
熱して行くと切り口から水蒸気が噴き出し始め、肌から油が浮いてきます。それを拭き取ると汚れとともに綺麗になります。

水分は、ユックリと乾燥させないと竹の皮にシワが入ってしまうため、このまま最低1年は寝かします。

再び手を加えるのは、1年後です。




1.04.2014

宝探し

新年明けました。
我が家は喪中のため、簡単な感じで顔合わせのみ。

実家に帰って、幼少の頃から駆け回っていた山をノコギリとスコップを持って車を走らせ散策。

改めて、見ると宝の山です。



竹林は文字通り山程ありますが、手入れされた竹林は中々見つかりません。


よ〜く、探すとたまに見つかります。
農家の方が畑の周りまで整備した綺麗な竹林です。


布袋と淡竹の根。

肉厚、真ん丸の布袋竹。

モノになるかは、新年初の工房で師匠に見てもらわないとわかりませんがね。

まぁ、楽しかったので2014もいいスタートです。